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３月は名古屋ビジネス地区の平均空室率が上昇

● 名古屋ビジネス地区の3月時点の平均空室率は5.69％、前月比0.07ポイント上げました。3月は新規供給や新築ビルへの移転に伴う二次空室の影響が大きかったものの、ビジネス地区外からの大型移転のほか、分室開設や館内増床など拡張傾向の成約の動きがあったことから、名古屋ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約1千3百坪の増加に止まりました。3月時点の平均賃料は12,399円、前月比0.13％（16円）上げました。● 3月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。名駅地区は5.60％、前月比0.47ポイント下げました。ビジネス地区外からの移転に伴う大型成約などの動きが見られたため、同空室率が低下しました。伏見地区は6.34％、前月比0.05ポイント下げました。新築ビルへの移転などによる解約の影響があったものの、大型空室に成約が進んだこともあり、同空室率が低下しました。栄地区は4.52％、前月比0.02ポイント下げました。竣工した自社ビルへの移転や他地区への移転に伴う解約の影響が見られましたが、中小規模の成約の動きも出ていたため、同空室率が低下しました。丸の内地区は7.36％、前月比2.69ポイント上げました。新規供給の影響があったことから、同空室率は2016年7月以来の7％台に上昇しました。